電線やケーブルを保護するために使用する管のことを、電線管と呼びます。
日常の生活で目にする機会はめったにないことから、ご存じないも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電線管の役割について解説します。
▼電線管の役割
■電線・ケーブルの保護
電線管は鋼製のほか、合成樹脂製・塩化ビニール製など、さまざまな素材で作られています。
外径と厚みにも違いがあり、多様な種類の電線・ケーブルに対応しているのが特徴です。
そのような電線管の最大の役割は、電線・ケーブルを物理的に保護するところにあります。
電線とケーブルのどちらも露出した状態で配線することも可能ですが、そのぶん損傷も受けやすいのが難点です。
電線管の中に通すことで、何らかの拍子に電線・ケーブルが破損してしまうのを防げます。
■火災の防止
電線やケーブルがダメージを負った場合、その部分から発火する恐れがあります。
電線は通電していますので、発火すると類焼していくことも少なくありません。
しかし、電線管に通すことによって、電線から火災が広がるのを防止できます。
また、火災の際に電線そのものを保護するのも、電線管の役割です。
■補修作業を容易にする
電線は年月の経過や環境によって徐々に劣化していき、絶縁することもあります。
ケーブルも同様に、劣化により使用できなくなってしまいます。
電線管に入っていると、劣化した電線・ケーブルを入れかえる補修作業が容易に進むのがメリットです。
外部への漏電を抑えながら、速やかに補修作業を行えます。
▼まとめ
電線管には「電線・ケーブルの保護」「火災の防止」「補修作業を容易にする」といった役割があります。
電線管に通すことによって物理的な保護ができ、火災につながるのを抑えることが可能です。
さらに、補修作業をスムーズに進めるという重要な役割も担っています。
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